理事長挨拶
昨今のスタートアップ業界の盛り上がりを受け、スタートアップの健全な成長・発展には監査役等の役割が重要であるとの認識が高まっており、監査役等の質の向上、数の増加が課題となっています。また、企業家と監査役等候補者との交流の機会がなく、適切な人材確保が困難であるとの課題も長きにわたって継続しています。さらに、上場準備に入る前のスタートアップにおいて、非常勤監査役がその法的リスクに対応する十分な監査が実施できていないといった課題も存在しています。
私たち「一般社団法人 日本スタートアップ監査役等協会(JSASA)」は、こうした課題に対する問題意識から、以下の4点を設立趣旨として発足しました。
- 監査品質の向上を図り、スタートアップの健全な成長・発展に寄与することにより、我が国からの新産業の創出、及び我が国経済の成長・発展に貢献すること
- 会員が相互に情報交換や交流ができる場を提供し、会員のスキル向上や専門知識の習得、人間関係の形成を促進すること
- スタートアップ監査役等の業務環境の整備・改善や社会的地位の向上を目指し、その役割や魅力を広く社会に発信すること
- スタートアップがスタートアップの監査役等として適切な人材を効率的に探索できるよう仕組みを提供すること
当協会のロゴは、建造物の基礎にあって柱を支える石である「礎石(そせき)」をモチーフにしています。監査役等は企業を支える礎石のような存在であるといえますが、当協会はスタートアップ監査役等にとっての礎石でありたいと考えています。
当協会の活動に多くのスタートアップ及びスタートアップ・エコシステム関係者の方々がご賛同・ご参加くださり、様々な活動をご一緒できましたら、役員・スタッフ一同、大変嬉しく思います。
